2009年5月27日水曜日

アニサキス症の概要。生魚には気をつけましょう。

アニサキス症という病気があるらしい。
激しい腹痛や嘔吐を伴うのだが、下痢は全くなく、通常の食中毒の症状とは
異なるようだ。

さて、このアニサキス症は胃の中にアニサキスという虫が入ってくる事によって
起こるらしい。アニサキスはイカや魚介類に寄生していて、
イルカや鯨などの哺乳類が、それらの魚介類を食べた時に
イルカや鯨の中で成長し、ウンチと共に海に出て、またイカや魚介類に寄生する…というスタンスを取ってる虫らしい。

その為、人間がイカや魚介類など食した時に、胃にアニサキスが入ってくる可能性がある。
それで、この胃に入ったアニサキスが胃の粘膜の中にモグラみたいにもぐりこもうと突入を繰り返す内に胃壁が傷つき炎症を起こすのです。
これがアニサキス症の大体の概要です。

治療法としては、内視鏡(胃カメラね)でお腹の中にいるアニサキスを確認して
外に取り出す事である。平たく言えば病院に行く事だ。
アニサキスは人の身体の中では生きられないので放っておいてもいつかは死ぬのだが、下手に小腸まで入り込んでしまうと、取り出せなくなってしまい、
アニサキスが死ぬのを待つしかなくなってしまう。当然、アニサキスは腸内で暴れまわるのでその間中痛みが続く事となるし、手の届かない腸内に炎症が起こると、
それもまたやっかいだ。

できるだけ早く病院に行くに限るだろう。